北海道01

東北は水が冷たいと思う。パーキングエリアのトイレに入って手を洗う水がひんやりしてると、ああ北にきたなぁと思う。
千歳から北上し、小樽へ向かった。昔来たことがあるが記憶はあいまいで、町並みはほとんど覚えていない。ただガラス屋に陳列してあったガラス細工を落としてしまったとか、路上でポップコーンを落としてしまってあたりにコーンをばらまいたとか、そういったハプニングならよく覚えている。
それから10年以上たった今、再び小樽にやってきた。
この街は蔵の再利用をして観光地にしているらしい。しかし小樽はまだまだ運送業の要地として健在のようだ。土産物屋が並ぶ通りから外れると、倉庫やトラック、袋がつまれた工場などむきだしの港の風景が広がっている。
都市全体の構造はよく捉えられなかったが、土産物屋のとなりに紳士服のコナカやファミレスが並ぶなど一部うまくいっているとは言いがたい部分もあった。
北の倉庫街まで足を運ぶ時間がなかったことが残念だった。
小樽から進路を東にむけ、層雲峡へ向かう。今日の宿はそこにある。